「怠け者よ、蟻のところに行って見よ。その道を見て知恵を得よ。蟻には首領もなく指揮官も支配者もないが、夏の間にパンを備え、刈り入れ時に食糧を集める。」
まるでイソップ物語のような言葉ですが、これは旧約聖書の中の箴言(しんげん)6章6〜8節にある教えです。 「ひとりよりもふたりが良い。共に労苦すればその報いは良い。倒れれば、ひとりがその友を助け起こす。倒れても起こしてくれる友のない人は不幸。更に、ふたりで寝れば暖かいが、ひとりでどうして暖まれようか。ひとりが攻められれば、ふたりでこれに対する。三つよりの糸は切れにくい。」 毛利元就の「三本の矢」の教えよりはるか昔、紀元前数世紀頃にユダヤ人の間ではこう教えていたんですね。 「人はパンだけで生きるものではない。」
これは日本人にも良く知られている聖書の教えです。でもその先があるのをご存知でしょうか? 「(人は)神の口から出る一つ一つの言葉で生きる。」と新約聖書マタイ伝4章は伝えています。
聖書はキリスト教の聖典であり、三千年位前から千年以上もかけて書かれてきたものです。 それが「聖書。ザ・バイブル=本の中の本」と呼ばれるようになったのは、時代や歴史を越えて、どの時代の人々にも生きる力と喜び、慰めと癒しを与えてくれるからに他なりません。TVアニメの「エヴァンゲリオン」が若者たちの間で話題になりましたが、この言葉こそは聖書の伝える「福音(ふくいん)」を意味するギリシャ語です。
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