われ広島にありき
- カテゴリ: われ広島にありき
- 作成日: 2009/06/22 16:31:36
- 要約:
- ページ: 19
- そして , 三日目の朝になり , 老人のことが気にかかってきたの で班員と一緒に戸板を持って行きました。すると , やせたからだ だった老人は , 腐敗が進み , 膨れ上がって , 浴衣は取られて下着だ けでした。引き取り手がないとわかったので , 戸板に乗せようと ,
棒でからだを動かそうとしたら , 皮が破れ , 死臭がして水が流れ 出てきたのです。よく見ると , 赤血球だろうか , 赤いものが浮か までなったので , 戸板に乗せて運びました。 んで出ていました。からだは風船のように縮んで , 元に近い姿に 結局 , この人だけが性別を書けたのです。その他はすべて不明 でした。軍医が廻って来て ,「子どもは何もなくなっている。大 人でも水分がなければ , これくらいになるのだから」と記録を見 りました。三遺体を一度に運んだのに , 大人であったとは…, 人間 のからだのほとんどが水分であることがわかったのです。 聖書のみことば 「しかし , 兵士のうちのひとりがイエスのわき腹を槍で突き刺し た。すると , ただちに血と水が出て来た。それを目撃した者があ かしをしているのである。そのあかしは真実である。その人が , あなたがたにも信じさせるために , 真実を話すということをよく
て , 子どもとしてあるのを見て , 大人に直せと言われることもあ
知っているのである。 (ヨハネ 19:34-35) 」 3 年後に聖書を読むことができ , 聖書の記述の正確なことを知
りました。もし血だけが流れたと記されていたなら , ちょっと首 をかしげたかもしれません。この記述が , 広島で見た老人と同じ であったことで , 聖書を確かに信じることができたのです。 主イエスが , この罪深き者のために口を開かず , 不法なる裁判 で死刑として処せられたこと , 自分が当然その苦しみと罰を受け なければならなかった身代わりとなってくださったのです。
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